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検査室の特徴 検査室の特徴

HIV2段階検査

当所のHIV検査は、スクリーニング検査のECLIA法で陽性の場合には確認検査(イムノクロマト法)を実施してから結果をお出しするという2段階検査で陽性判定を行っております。

HIV検査の方法

スクリーニング検査としてECLIA法で検査を行います。
陰性検体についてはそこで検査が終了しますが、陽性検体については偽陽性反応を考慮し確認検査を実施して真に陽性なのかを確認します。確認検査は当所で行うのではなく、外部の検査機関に依頼して検査を行います。

確認検査が陽性の場合に検査結果を『陽性』としてご報告いたします。
確認検査が陰性の場合には、判定保留とし期間を空けての再検査や医療機関にて詳しい検査を行ってもらうようご案内しております。
確認検査が陰性の場合にはECLIA法の偽陽性の可能性が高いですが、感染初期の可能性も否定できませんので、上記の様なご案内となっております。

HIVスクリーニング検査とHIV確認検査の流れ HIVスクリーニング検査とHIV確認検査の流れ

【確認検査を行う理由】

HIV抗体スクリーニング検査では、HIVに感染していなくても、たまたまHIV抗原と反応する抗体を持っていてHIV検査結果が陽性(にせの陽性)となる人が通常1000人に2~3人位います。したがってHIV抗体スクリーニング検査で陽性の場合には、その陽性結果が本当にHIV感染による陽性か偽陽性かを確認する必要があります。

梅毒2段階検査

当所の梅毒検査は、スクリーニング検査としてECLIA法でTP抗体の有無を調べ、TP抗体保有者には追加でRPRテストを行い現在感染中かどうかを判断します。

梅毒の検査方法

スクリーニング検査としてTP抗原法のECLIA法で検査を行います。
陰性検体についてはそこで検査が終了しますが、陽性検体については現在感染中なのかを調べるためにSTS法のRPRテストを追加で実施します。

RPRテストが陽性の場合には、現在感染中の可能性が高いため検査結果を『陽性』としてご報告いたします。
RPRテストが陰性の場合には、過去の感染によるTP抗体保有者として現在は治癒している可能性が高いため『陰性』としてご報告いたします。
その際、検査結果に対するコメントとしてECLIA法で陽性反応が見られた旨のコメントをさせていただきます。

TP抗原法とSTS法を行い、今現在梅毒に感染治療の必要があるか1度の検査で判定できます TP抗原法とSTS法を行い、今現在梅毒に感染治療の必要があるか1度の検査で判定できます

直腸検査

当所では、直腸を用いた性行為(アナルセックス)での感染を防ぐために、直腸にクラミジアや淋菌が感染していないかを調べる検査を行っております。

直腸の性病の検査方法

直腸においてのクラミジア・淋菌検査は保険収載されておらず、保険診療をしている一般の病院やクリニック(医療機関)では検査を行うことができません。自由診療として一部の医療機関で実施しているのが現状で、検査をしたいと思っても近くに検査のできる医療機関がなければ検査を受けることができませんでした。
全国どこにいても検査が受けられる郵送検査であればこの問題を解決できると思い直腸検査を開始致しました。
検査方法は性器や咽頭感染症の検査と同じでリアルタイムPCR法にて実施しております。

専門家に相談

検査技師が質問にお応えします

当社で行う検査は、国家資格である臨床検査技師が責任をもっておこないます。
臨床検査技師の内1名は、国内で49名(2022年10月更新)のみに与えられた「性感染症学会認定士」として登録されております。

検査や病気に関する専門的なご相談には、検査技師が直接対応いたします。お客様の具体的なお悩みをご相談ください。
※最初の電話窓口は専門オペレーターがご対応いたします。

検査技師紹介

  • 臨床検査技師大廣暢晃

    臨床検査技師
    日本性感染症学会 認定士

    大廣 暢晃おおひろのぶあき

    所属学会

    ・日本臨床衛生検査技師会
    ・日本性感染症学会
    ・日本エイズ学会

  • 臨床検査技師本多三太夫

    臨床検査技師
    日本性感染症学会 認定士

    本多 三太夫ほんださだお

    所属学会

    ・日本臨床衛生検査技師会
    ・日本性感染症学会

検査室から

私たちは毎日、当社の検査室において郵送検査ご利用者様のご検体を検査しております。 検査の基本である『精確』『迅速』『丁寧』を念頭に分析を行い、検査結果をお出ししています。

感染者数が増加傾向にあるHIVや梅毒においては、検査において確実に検出することはもちろんのこと、初期感染者を可能な限り早期に検出することがとても重要になっています。
また、クラミジアや淋菌においては、わずかな菌の存在を見逃すことなく、クラミジアや淋菌以外の微生物と間違うことなく検出できることが求められます。

当社検査室では、免疫学的検査や遺伝子検査において、臨床的感度および特異度が高い検査方法を採用しており、『自己採取・郵送検査』の検査精度の維持・向上のために、内部精度管理の実施や外部精度管理調査をはじめとして、さまざまな観点から検査のあり方、および精確性を検討しております。

新型コロナウイルス感染症の流行により『PCR検査』という言葉が広く知られるようになりました。PCR検査は調べたい細菌やウイルスの遺伝子(DNAやRNA)を増幅させて検出する遺伝子検査の一つです。
当社の検査室で行われている検査においても、多くの検査項目においてPCR法を用いて目的とする細菌やウイルスを検出しています。

私どもはいつでも可能な限り皆様からのご質問や疑問に直接お答えしております。皆様にとって身近な存在として感じていただけるよう、開かれた検査室を目指して邁進して参ります。

検査サービスについてご不明な点がございましたらお問い合わせください
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