スクリーニング検査と確認検査の違いについて教えてください。
スクリーニング検査とは、第一段階として大勢の中から疑わしい人をピックアップするために行う、ふるいわけを行う検査です。おおむね集団検診で行われる検査などがスクリーニング検査にあたります。スクリーニング検査には通常、見逃しがないよう感度の高い検査法が用いられます。しかし感度が高いと、間違って病気ではない陰性の人も、時には陽性(偽の陽性)としてしまいます。そこで第二段階として確認検査と呼ばれる、病気に間違いないひとだけを選ぶ検査を行います。確認検査には、特異度の高い検査が用いられます。一般に1つの検査結果だけでイコール病気と診断されるわけではなく、症状や臨床所見を含め、いくつかの検査方法をもとに、最終的に医師が診断をします。