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治療後もずっと検査で陽性反応が続くといいますが、本当ですか。

梅毒の検査では、梅毒に感染した際に体内に作られる2種類の抗体を検出することによって、感染の有無が判定されます。

2種類の抗体のうちの1つは“脂質抗原に対する抗体”であり、もう1つは”梅毒菌体成分に対する抗体”です。
この2種類の抗体は、梅毒に感染するとまず早い時期に“脂質抗原に対する抗体”が陽性(+)化し、しばらくして”梅毒菌体成分に対する抗体”が陽性(+)化します。

治療を行い治癒すると、早い時期に“脂質抗原に対する抗体”が陰性化し、もう1つの“梅毒菌体成分に対する抗体”は、長い時間をかけて徐々に低下していきます。

この“梅毒菌体成分に対する抗体”は数十年単位で体内に残り続けることが分かっており、“梅毒菌体成分に対する抗体”を検出するTPHA法や、TPPA法は、治癒後長い間陽性反応が続くこととなります。

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