

「感染したら死んでしまう」とイメージした方も多いのではないでしょうか?
現在では、きちんとした治療を受けることさえできれば平均寿命をまっとうすることも可能です。HIV/エイズの最新情報を正しく知って、ライフスタイルに合せた予防や治療をしていきましょう。
もし陽性だったらと思うと検査できずにいるゲイの「たくや」と、検査したいけど誰にもバレたくないゲイの「ゆうじ」は、同じ悩みをかかえる友人同士。
予防薬も気になるし、費用っていくら掛かるの?時間ないし、すぐに検査できないの?など疑問はいっぱい…2人と一緒に、HIV/エイズについて正しい知識を学びましょう!
日本では1985年に初めてエイズ患者が報告されました。2021年までにHIV感染者23,231件、エイズ患者10,306件、計33,537件の報告がされています。
2021年は昨年と引き続き、20~30代の若い男性で同性間の性的接触を感染経路とするHIV感染者新規報告が多くを占めています。
HIV感染者および若年層では同性間性的接触が占める割合はさらに高かった。
異性間性的接触が占める割合は、エイズ患者および高年齢層で比較的高かった。
新規HIV感染者・エイズ患者報告数は年々減少はしているものの、毎年1000~1500人の感染報告がされています。出展)https://api-net.jfap.or.jp/status/japan/index.html
2020年は新型コロナウイルスの影響で保健所での検査数が大幅に減少、感染報告数も大幅に減少しました。
2021年のHIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告数のうちエイズ患者の割合は29.8%となっていて、この約3割の人たちがエイズを発症して初めてHIV感染も知った『いきなりエイズ』の数となっています。
保健所など自治体が実施するHIV検査数は増加傾向にありましたが、2020年以降は新型コロナウイルス感染症による外出自粛や保健所の業務のひっ迫などの影響により検査数が減少しています。
検査数が減ったことで2020年の新規HIV感染者の報告数も大幅に減少しました。ですが実際には、検査しないままHIV感染に気付いていない人が、一定数いるのではないかと推測されます。
郵送検査は「移動を伴わない」「予約が必要ない」などの時代背景にマッチしていたため検査数があまり下落せず、コロナ禍でも多くの方が利用しています。
梅毒など、HIV以外の性感染症にかかると、HIVに感染しやすくなるといわれています。
性器や直腸が炎症をおこし、HIVに感染しやすい状態になってしまいます。
梅毒が急速に感染拡大しています。2022年は過去最多の1万人を超えたと報告があり、とくに20代の女性で感染が増加しています。
HIVと梅毒の両方に感染(重複感染)していることは、珍しいことではありません。梅毒・HIVともに症状に気が付きにくい場合があるため注意が必要です。
エイズを発症すると、免疫機能が低下して様々な病気に罹りやすくなります。そのまま治療しないでいると最悪の場合、命を落としてしまう場合もあります。早期発見が大切です。
HIVはHIV感染者の血液・精液・膣分泌液・母乳などに多く含まれています。
感染は、粘膜(直腸、腸管、膣、陰茎亀頭、口腔内など)および血管に達するような表皮の傷からであり、傷のない皮膚からは感染しません。
汗・涙・だ液・咳・くしゃみなどの飛沫
電車のつり革、階段の手すり
食器類の共用
風呂・洗面台・便座の共用
蚊を介して
インフルエンザに似た症状が現れることがあるが、2週間ほどで消えてしまう。
自覚症状のないまま数年~十数年かけて免疫力が徐々に低下していきます。
次第に本来自身の免疫で抑えることのできる病気(日和見感染症)を発症するようになっていきます。
厚生労働省が定めた合併症(23疾患)のいずれかを発症した場合、エイズ発症となります。
【23疾患の例】 カポジ肉腫、悪性リンパ腫、ニューモシスチス肺炎、口腔カンジダ症 など
淋菌やクラミジア、梅毒などの性感染症に感染すると、性器の粘膜が炎症を起こし、他の性感染症にかかるリスクが高まります。
クラミジア感染者のHIV感染リスクは非感染者の4倍~6倍、梅毒感染者のHIV感染リスクは10倍~300倍(女性の場合)ともいわれています。
淋菌・クラミジアは、男女ともに無症状の感染者が多数存在するため、性交渉の際にはコンドームを使用して感染拡大の防止に努めましょう。
HIVに感染したら、普通の生活が送れなくなって必ず死に至る...なんてことはありません!医療の進歩によって、効果的な治療を続けていれば、セックスをしても感染しないし、日常生活も今まで通り過ごせます。もう、エイズ=死ではありません。
U=Uとは、Undetectable=Untransmittableの略称です。
・Undetectable…検出限界値未満
・Untransmittable…HIV感染しない
HIV感染後、体の中から完全にウイルスを除去することはできません。ですが、HIVの増殖を抑える薬で、以前と同じような社会生活を送ることが可能になりました。
最近の研究ではウイルス量が検出限界値未満を6ヶ月以上維持している人であれば、性交渉をしても相手に感染させることがないという事実が明らかになっています。
HIVに感染したかもしれない場合の緊急予防策として、72時間以内にHIV治療薬の服用を開始するPEP(Post Exposure Prophylaxis)という方法があります。
HIV感染リスクが高い人においては暴露前予防(Pre-Exposure Prophylaxis :PrEP)としてHIV治療薬を服用するという方法もあります。
きちんと服用していれば性行為でのHIV感染を99%防げるといわれています。
今までのHIVの治療では、HIVの増殖を抑えるお薬を数種類組み合わせて、決められた時間に決められた量を毎日飲み続けなければなりませんでした。
ですが近年では、数種類のお薬をひとまとめにしたものが出てきて、1日1錠飲むだけで済むようになりました。
詳しくはこちらで解説しています。
▶知っていますか?日々進歩している最新エイズ情報
2022年6月より長時間作用型の注射薬(持効性注射薬)が承認され、1か月~2か月に1回の治療でウイルスの抑制を維持することができるようになりました。
PEP・PrEPいずれの方法でも、100%感染を防げるわけではありません。
梅毒や淋病、クラミジアなど他の性感染症には無防備となりますので、性行為の際はコンドームを使用したセーファーセックスや定期的な性感染症検査を心がけましょう。
GMEの郵送検査なら、365日営業のため自宅にすぐに検査キットが届きます。『匿名で検査』ができて、最短4日でスマホから結果確認。病院に行く手間もなく手軽に検査できます。
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当所のHIV検査は2段階検査を実施、できる限り確実な検査結果をお出しいたします。
検査項目 | HIV |
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HIVと感染者急増中の梅毒の検査を実施できます。女性におすすめです。
検査項目 | HIV |
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梅毒 |
HIVと感染者急増中の梅毒、そして直腸肛門2項目を加えたセットです。
検査項目 | HIV |
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梅毒 | |
直腸クラミジア | |
直腸淋菌 | |
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検査項目 | HIV |
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梅毒 | |
性器クラミジア | |
性器淋菌 | |
トリコモナス | |
カンジダ | |
のどクラミジア | |
のど淋菌 | |
直腸クラミジア | |
直腸淋菌 |
医療用具番号 届出番号:21900BZX00737000