咽頭感染症のまとめ
- ①口から性器・口から口へも感染する
- ②近年、増えてきている
- ③風邪のような症状に似ている
- ④パートナーと一緒に検査をすることが大切
咽頭への淋菌・クラミジア感染は、オーラルセックスが原因で起こります。
オーラルセックスが性感染症の原因になることを知らない人も多く、またうがい薬で殺菌すれば、感染しないだろうと安易に考えられているため、咽頭淋菌感染者や咽頭クラミジア感染者が近年増加しています。
咽頭に感染していることに気が付かないままでいると、キスで相手に感染させてしまったり、オーラルセックスで性器にも感染してしまったりと、さまざまな原因になりえます。また治療には、性器に感染したものと比べて、治療に時間がかかるケースもあります。
咽頭の淋菌・クラミジア感染は、淋菌・クラミジア感染者の尿道分泌物や膣分泌物や唾液が咽頭粘膜に接触することで起こります。
性器淋菌感染者の10~30%は咽頭にも淋菌の感染があるといわれています。また、女性の性器クラミジア感染者の10~20%は咽頭にもクラミジアの感染があるといわれています。
咽頭に感染したままキスしてしまい、相手に感染させてしまう場合もあります。
主な感染経路
・性的接触
・性行為(オーラルセックス)
※舌やのどなど、口腔を用いた性行為
風邪に似た症状でほとんどの感染者に自覚症状がないのが特徴です。
オーラルセックスが一般的になった今では、咽頭の淋菌、クラミジア感染を完全に予防することは非常に難しいと考えられます。
少しでも予防するにはオーラルセックスでも、コンドームを正しく使用する事が大切です。
また、性器に淋菌・クラミジアの感染があった場合、パートナーも気が付かない間に感染している可能性が高いので、咽頭淋菌・咽頭クラミジアの検査を受けることが大切です。