クラミジアのまとめ
- ①日本で1番感染者数の多い性病
- ②感染しても症状が現れないことが多い
- ③放置してしまうと不妊の原因に
- ④治療はパートナーと一緒にする
クラミジアは一般的に性行為後1~3週間で発症しますが、感染してもほとんどの場合、男女ともに症状を感じないことが多いです。ですが、そのまま放っておいても自然治癒はしません。じつに半数以上の方が自覚症状がないので、放置してしまい感染が広がってしまうということも…。放っておくと妊娠しづらくなったり、子宮外妊娠や流産などに繋がることもあるので、早期に発見し治療することが大切です。
クラミジアは、主に性行為によって性器に感染し起こる、日本で最も多い性感染症です。また、性器だけでなく、喉、直腸にも感染する可能性があるので、口、肛門を使った性行為も危険です。ただし、日常生活(お風呂や回し飲み等)やキスでは感染する確率は低いです。
過去にクラミジアを治療したことがあっても性行為などで再感染を起こすこともあります。したがって治療する際はパートナーとともに、同時に治療を行うことが必要になります。本人だけが完治してもパートナーが感染していると再発する可能性が高いです。
感染しても、女性の7〜8割の方は自覚症状がなく、感染に気付きません 。
男性の場合でも5割の方は自覚症状がないまま!
この統計を見ると症状に気づくほうが稀だということがわかりますね。感染しても男女ともに症状を感じないことが多いため気づきにくいことも特徴になっています。
それでも症状が出る場合もあります。男性では、尿道のかゆみ・排尿時の痛みなど。女性では、おりものの増加や下腹部痛・不正出血や性交痛などがあります。
下記のような症状が現れたらまず検査をうけましょう。
男性の場合は、クラミジア性尿道炎の5%程度に精巣上体炎を併発します。クラミジア性精巣上体炎は他の菌による精巣上体炎に比べ腫脹は軽度で、精巣上体尾部に限局することが多く、発熱の程度も軽いことが多いです。
女性の場合は、クラミジア感染症を放置すると不妊の原因になったり、妊娠中であると早期流産の原因になることもあります。また、下腹部痛や不正出血がある場合は、卵管炎や骨盤内感染を起こしている可能性があります。
さらにクラミジアに感染していると、淋病やHIVなどほかの性感染症になる確率が4~6倍近くになるともいわれてます。放置してしまうと大変恐ろしいクラミジア、症状がなくても1度は検査を受けてみましょう。