GME医学検査研究所の検査技師監修
GMEの検査室には国家資格をもった臨床検査技師が常駐しています。
検査はもちろん、お客様の質問や疑問にも検査技師が直接お答えしています。GME医学検査研究所の検査技師監修のもと“性病”についてのご質問や、実際の体験談からリスクのある行為について回答いたします。
誰にもバレずに自宅でできる郵送検査についてはこちら ▶自宅でできる性病検査 | GME医学検査研究所
Tweet
リスク行為以降のどのイガイガが取れず、今になって尿道がたまに痛む。
咽頭や性器の性感染症に感染している可能性があります。
咽頭と性器のクラミジア、淋菌の検査の実施をおすすめいたします。
おりものが増え、臭いがきつくなった。性行為時に膣内が痛い。時折陰部に痒みがあり辛い。
性感染症に感染している可能性があります。
性行為時の痛みは性感染症が原因となる事もありますが、子宮内膜症など婦人科領域の様々な原因が考えられます。婦人科の受診をおすすめいたします。
リスク行為は昨年末に2回ほど、コンドーム着用有りで女性と性行為をしました。ただ、口腔を用いた性行為ではコンドーム無し。その数カ月後に尖形コンジローマを発症。数カ月後治癒しています。
尖圭コンジローマは治癒されたとのことですが、他の性感染症にも感染している可能性があります。性感染症は症状が現れにくい事もありますので、検査する事をおすすめいたします。
外陰部がかゆく感じる気がします。4~5年前にカンジダ、クラミジア陽性だったことがあり、クラミジアはその時治療済みです。現在は4~5年前とはパートナーが変わっています。
痒みの原因がカンジダである場合には、疲労やストレスなどで免疫力が下がった時に発症する病気ですので、日ごろの生活習慣を見直すと改善することがあります。
しかし、トリコモナスなど他の性感染症の可能性もございますので、検査を実施することをおすすめします。
リスク行為の3週間後に、不正出血が2日間ほどあり、その後生理がきました。低用量ピル服用中です。不正出血があったため性病を疑っています。
不正出血の原因は「ホルモンバランスの乱れ」「炎症(膣炎)」「良性・悪性腫瘍」「妊娠」が考えられます。また、低用量ピルの副作用で不正出血がおこる事もあります。
様々な原因が考えられますので、医療機関にて相談されることをおすすめいたします。
リスク行為から2~3週間後に性器にイボのようなものができた(5年ほど前)それから特に体の異常はありません
ご質問の内容からリスク行為より2~3週間後にできたイボは伝染性軟属腫(水いぼ)である可能性が高いと考えられます。伝染性軟属腫であれば自然に治癒する病気ですので心配はないと思われます。
しかし、梅毒も感染後3週間程度でイボができますので、可能性はゼロではないと思われます。梅毒の感染を否定するためにも、一度検査を受けることをおすすめいたします。
リスク行為は1か月前。リスク行為後の2日後くらいに扁桃腺の腫れ、のどの痛みと微熱。病院でアジスロマイシンを3日分もらい服用。現在は痛みは無く、少しだけのどに違和感あり。
咽頭に雑菌が感染したものと思われますが、クラミジアや淋菌に感染している恐れもあります。
咽頭のクラミジア、淋菌は性器の感染と比較して治療に時間がかかると言われています。一度、咽頭のクラミジアや淋菌の検査を受けることをおすすめいたします。
献血時の検査で「梅毒清学的検査結果」が陽性。「CLIA法は陽性ですがRPR法は陰性なので、過去に感染したが治っている状態、または梅毒とは関係ない偽陽性の可能性があります」と言われたので、実際どうなのかなと思い性病検査をしました
梅毒の検査は、基本的に過去の感染の指標となる抗TP抗体と現在の感染の指標となる梅毒脂質抗体の二つの検査をします。梅毒は治療すると、梅毒脂質抗体は陰性化しますが抗TP抗体は残り続けます。
当検査所では、抗TP抗体が陽性だった方を対象として梅毒脂質抗体検査も行っております。
リスク行為は54日前、オーラルセックスのみ。ただ人差し指に傷有。リスク行為から6週間後、全身に痒み(発疹なし)7週間後に発熱(だいたい37℃~37.4℃)しました。
性感染症の可能性を否定は出来ませんが、皮膚炎や蕁麻疹などの皮膚科領域の疾患や、腎臓病や糖尿病や肝臓病などの内科領域の疾患の可能性もあります。弊社の検査が陰性でも、内科の受診をおすすめいたします。
行為後かならずいたくなったりかゆくなったりするので気になって検査しました。初めてなので不安です
行為後に必ず症状が出るとのことですが、性感染症の可能性は否定できませんが子宮内膜症などの婦人科領域の病気が原因になっている可能性もあります。婦人科の受診をおすすめいたします。
性病を予防するために気をつけること
-
①オーラルセックスも含めてコンドームを正しく使用する
性病は、粘膜同士の接触や分泌液と接触することにより感染が起こりますので、セックスやオーラルセックスをする際は最初から最後までコンドームを着用するようにしましょう。
100%の感染予防率ではないとはいえ、コンドームを使用するのとしないのとでは感染リスクが大きく変わってきます。 自分のこともパートナーのことも守るために、コンドームを使用して安全な性行為を目指しましょう。
詳しいコンドームの使い方はこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】コンドームで性病予防はできる?正しく使うポイントや性病リスクを下げる方法も紹介 -
②不特定多数の相手と性行為をしない
性病の中には性行為以外で感染するものもありますが、ほとんどは性行為によって感染します。
症状がなかったり、潜伏期間のため感染に気が付かないまま、性行為にいたってしまうケースがあります。不特定多数の人と性行為をしていれば、それだけ感染リスクが上がってしまいます。
性行為は決まったパートナーと行うようにしましょう。性病の潜伏期間についてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性病は潜伏期間中でもうつる?その可能性や検査可能時期を解説 -
③剃刀、歯ブラシ、タオル等の直接肌に触れる物の共用は避ける
【HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎】
他人の血液に直接触れた場合に感染する恐れがあります。注射器、歯ブラシ、カミソリなどの共用はしないようにしましょう。HIV(エイズ)についてはこちら
▶HIV(エイズ)の症状や感染経路について
梅毒についてはこちら
▶梅毒の症状や感染経路について
B型肝炎についてはこちら
▶B型肝炎の症状や感染経路について
C型肝炎についてはこちら
▶C型肝炎の症状や感染経路について
【トリコモナス】
トリコモナスは主に性行為によって感染しますが、原虫が感染源ですので、下着やタオル・便器や浴槽などを通じても感染します。ごくまれに、性行為の経験のない女性や子供でも感染する可能性があります。トリコモナスについてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性経験がなくても感染してしまう?【トリコモナス症】 -
④定期的に検査をする
感染してしまった場合、被害を少しでも抑えるためには早期発見と速やかな治療が重要です。
性行為をする機会があるなら定期的に性病検査を受ける習慣をつけ、もし感染していたらすぐに治療を行いましょう。郵送検査についてはこちら
▶自宅でできる性病検査