GMEの梅毒検査のまとめ
- ①脂質抗原・梅毒トレポネーマどちらも検査できる
- ②ふたつの検査をまとめてできる
- ③二段階検査で現在の感染を判定できる
NHKでも放送され話題になった梅毒、年々感染が拡大しています。2019年前半、梅毒にかかった女性のなかで1割近くが妊娠中の方だったと、国立感染症研究所の調査でわかりました。
感染しても症状が全く出ない無症候のケースも多くみられます。
また、症状が出ても消えてしまうため、気が付かないまま放置してしまう事もあります。感染を判断するには『今現在、治療を必要としている梅毒に感染しているかどうかを判定できる検査』を受けるのがおすすめです。
GMEなら郵送で、治療を必要としている梅毒の検査ができます。
梅毒は、梅毒トレポネーマという病原体が、皮膚や粘膜と直接接触するなどによってうつる感染症です。治療せずに放置すると、やがて全身に広がり脳や心臓に重大な合併症を引き起こすことがあります。
昔は梅毒といえば死を連想する病気として知られていましたが、ペニシリンなどの抗生物質によって急速に減少、現在は早期治療で完治するようになりました。
しかし梅毒は感染しても症状が現れなかったり、症状が現れても消えてしまうので、感染に気が付かないまま放置してしまうケースがあります。そのまま妊娠してしまうと、子どもの目や耳に障害が出てしまう場合もあるので、早期発見が大切となります。
梅毒に感染すると、体内に【梅毒トレポネーマに対する抗体】と【脂質抗原に対する抗体】の2種類の抗体ができます。
通常の梅毒検査ではまず【梅毒トレポネーマに対する抗体】の有無を調べています。
ただし、この抗体は治癒後でも長く体内に残り続けるので、過去に梅毒に感染したことのある人でも検査で陽性と判定されることがあります。その場合、医療機関において【脂質抗原に対する抗体】の検査や臨床所見などを考慮して梅毒感染の有無を総合的に判定されます。
GMEの梅毒検査は、郵送検査で唯一、今現在治療を必要としている梅毒に感染しているかを判定できるので、今現在梅毒に感染していて治療の必要があるか、過去に感染していて治療の必要がないか、を1度の検査で判定することができます。
梅毒に感染していないのにもかかわらず、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、肝疾患などが原因で【脂質抗原に対する抗体】が陽性となる場合があり、生物学的疑陽性と呼ばれています。
そのため、【脂質抗原に対する抗体】だけでなく【梅毒トレポネーマに対する抗体】の有無を調べる必要があります。
① 梅毒トレポネーマに対する抗体 |
② 脂質抗原に対する抗体 |
判定 解釈 |
陰性(-) | 陰性(-) | 梅毒感染はない。梅毒感染のごく初期の可能性もあり、感染の疑いがあるときは期間をあけて再び検査を行う。 |
陰性(-) | 陽性(+) | 梅毒感染の初期(期間をあけて再び①の検査を実施して、陽性反応を確認する)。または、生物学的偽陽性の可能性がある。 |
陽性(+) | 陽性(+) | 梅毒感染(梅毒未治療)。または梅毒治療中や治療後まもない抗体保有者。 |
陽性(+) | 陰性(-) | 梅毒治療後の抗体保有者。 または、①の検査での偽陽性反応の可能性がある。医療機関に受診し診察・治療を受ける。 |
梅毒は過去の感染でも検査では
陽性になる場合があります