HIV感染を予防するには
- ①性行為の最初からコンドームを正しく使用する
- ③他人の血液に触れない
- ④定期的な性感染症検査が必要
エイズの蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的にWHO(世界保健機関)が1988年に制定しました。
毎年12月1日を世界エイズデーと定め世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
エイズデーにちなんで、今回は3つのコラムでエイズの解説をいたします。
第一回『エイズについて』、第二回『エイズの予防』、第三回『エイズの検査』。コラムを読んでエイズに関する知識を深めましょう。
エイズは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することによっておこる病気です。
HIV感染=エイズということではありません。
HIVは白血球などに感染しからだを病気から守っている免疫力を徐々に低下させていき、本来なら自分の力で抑えることのできる病気(日和見感染症)を発症した時点でエイズ発症と診断されます。
平成 30(2018)年の新規報告数は、HIV感染者とエイズ患者を合わせて1,317件でした。
HIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告数に占めるエイズ患者の割合は28.6%。年間新規報告数は横ばいからやや減少傾向となっています。
平成30(2018)年新規報告を感染経路別にみると、同性間性行為が半数以上を占めています。
また、年齢階級別にみると、HIV感染者では25~29歳、エイズ患者では45~49歳が最も多くなっています。
下記コラムにて同性間でのHIVについても解説しています。
『男性同士の性行為は感染しやすい?』
もちろん異性間性行為でもHIVに感染します。
また、他の性感染症に感染しているとHIVの感染確率はグンと上昇します。
性行為の際は、最初からコンドームを正しく使用する。
注射器、歯ブラシ、カミソリなどの共用はせず、他人の血液に直接触れないようにする。
HIVの検査をするだけでなく、HIV感染の確率をあげないために性感染症の検査を定期的に行う。
性行為の際は、最初からコンドームを正しく使用する。
注射器、歯ブラシ、カミソリなどの共用はせず、他人の血液に直接触れないようにする。
HIVの検査をするだけでなく、HIV感染の確率をあげないために性感染症の検査を定期的に行う。
HIV感染しないためにも、日頃から予防を心がけましょう。
また、HIVではない性感染症にかかっている場合でも、HIV感染の確率を上げてしまいます。
性感染症は自身を治療しても、パートナーが未治療のままだと再感染してしまう恐れがあります。パートナーと一緒に検査を受けるようにしましょう。またパートナーが変わった場合にも、検査を受けることをおすすめいたします。
参考:公益財団法人エイズ予防財団、厚生労働省エイズ動向委員会