GME医学検査研究所

クラミジアと淋菌は両方かかっている事例が多い⁉
複数の性病をまとめて検査したほうが良い理由

1度の性行為で複数の性病に感染する?

1度の性行為で複数種類の性病に感染するケースは多くあります。
最初にかかった性病を完治させないまま、後から別の性病に感染した場合などで重複感染します。今回のコラムでは性感染症の重複感染について解説します。

性病は2つ同時に感染することがある

性感染症は、1度に1種類の性感染症に感染するだけではなく、2つや3つの感染症に同時に感染することがあります。感染率が高く、感染経路や症状が同じような場合では、重複感染していることは珍しいことではありません。

重複感染するケースとしては、次の2パターンが挙げられます
①最初の感染で気づかずに別の機会で異なる性感染症に感染
②複数の性感染症に感染している相手から一度に感染

性感染症は症状が似ているものが多いため、1つの症状から複数の性感染症に感染していることも考えられるので注意が必要です。

参考)性病の重複感染は珍しくない⁉重複しやすい性病とは|大宮駅徒歩4分 性病検査・治療なら ノワール大宮クリニック (noir-omiya-aga.com)https://noir-omiya-aga.com/vd/column/superinfection/

重複感染がとくに多い性感染症は?

クラミジアと淋菌は、ともに国内での報告者数が多い性感染症です。そのため、クラミジアと淋菌による重複感染が多くなっています。
また、男性よりも女性で重複感染は多いとされています。
性感染症は、無症状であることも多いのですが、症状がある場合には男性の方が強くみられます。そのため、男性の場合は症状をきっかけに医療機関へ受診する機会が多くなり、女性の場合は医療機関を受診する機会が少なく感染したままとなってしまうのです。
次に挙げるのが代表的な重複感染の例です。

  • 【クラミジア】と【淋菌】

    ・最も多い重複感染の例
    ・自覚症状が似ているため検査でしか判別はできない
    ・男性では淋菌の症状が強く出やすいため、淋菌の診断を受けてもクラミジアは発見されずに放置してしまうことがある。どちらも見つけるためには同時に検査する必要がある

  • 【クラミジア】と【マイコプラズマ】

    ・クラミジアは認知度が高いため検査を受ける人も多いとされているが、マイコプラズマはあまり知られていないため積極的に検査をしないと気付かず、放置されていることが多い
    ・クラミジアとマイコプラズマの症状はほとんど同じであるため、症状で判別することは難しい

  • 【梅毒】と【HIV】

    ・梅毒に感染すると、性器に潰瘍のような傷ができるため、HIVにも感染しやすくなると考えられている
    ・梅毒は無症候性梅毒と呼ばれる症状が出ない場合もあるので、感染に気付かず性行為やそれに準ずる行為を続け、梅毒を他者に感染させてしまったり自身が他の性病にも感染してしまうリスクがある

  • 【咽頭】にも感染している場合

    ・クラミジア、淋病は、咽頭へも感染し、重複感染していることがよくある
    ・咽頭の性病は、感染経路や症状が似ていて、自覚症状に乏しく気が付かずに放置していることが多いため、性器への感染と同様に複数の感染に注意が必要である

参考)性病(性感染症)の種類とその原因を徹底解説!女性は特に要注意 (matono-womens.com)https://www.matono-womens.com/treatment/seibyou/s_about

重複感染している時の症状は?

先ほど挙げた重複感染については、症状が似ているため重複感染していることに気づかないことが多いのです。大切なことは、似ている症状の検査を複数受けることです。
それでは、具体的に症状についてみていきましょう。

『クラミジア』と『淋菌』

・尿道炎や子宮頚管炎などの炎症
・尿道からの排尿痛やしみるような感覚
・尿や性器からの異常な分泌物(淋菌感染では黄色や緑色の膿や粘液)
・下腹部の痛みや不快感
・性器周囲のかゆみや灼熱感

『クラミジア』と『マイコプラズマ』

・尿道炎や膣炎、子宮頸管炎などの炎症
・尿道からの排尿時の痛みやしみるような感覚
・性器からの異常な分泌物(クラミジア感染では透明な粘液)
・下腹部の痛みや不快感
・性器周囲のかゆみや灼熱感

『梅毒』と『HIV』

・一般的な梅毒の症状には、梅毒性の皮膚疹や潰瘍が含まれますが、HIVとの重複感染ではこれらの症状が異なる場合がある

『咽頭』にも感染している場合

・喉の痛みや炎症
・咽頭からの粘液や膿などの分泌物
・飲み込むときの違和感から食欲不振

性病検査をする時におすすめの組み合わせ項目

重複感染を見つけるためには、複数項目の検査を受けることが重要です。
すぐに検査をしたい方は、自宅で簡単に利用でき、迅速な結果を得ることができる性病の郵送検査がおすすめです。
GMEでは、多様な性感染症の検査キットを提供しています。健康管理やパートナーとの安心な関係を築くために検査キットなども利用して、定期的な検査を行うようにしましょう。

最も多いとされているクラミジア・淋菌を検査できるキットは、こちら

●『クラミジア』『淋菌』の検査
▶男性用
▶女性用

●『クラミジア』『淋菌』『マイコプラズマ』の検査
▶男性用
▶女性用

●『クラミジア』『淋菌』『マイコプラズマ』『トリコモナス』『カンジダ』『咽頭クラミジア』『咽頭淋菌』『HIV』『梅毒』の検査
▶男性用
▶女性用

また、HIVや梅毒など単項目での検査もお受けしていますが、梅毒に罹っているとHIVへの感染リスクが上昇することから、同時に調べることをおすすめします。HIVと梅毒を同時に調べられるキットは、こちら。

●『HIV』『梅毒』の検査
▶男女共通

●『HIV』『梅毒』『クラミジア』『淋菌』『トリコモナス』『カンジダ』の検査
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オーラルセックスにより性器から喉、喉から性器へ感染することも!?
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●『咽頭クラミジア』『咽頭淋菌』の検査
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▶男性用
▶女性用

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▶男性用
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●『咽頭クラミジア』『咽頭淋菌』『性器クラミジア』『性器淋菌』『トリコモナス』『カンジダ』『マイコプラズマ』『HIV』『梅毒』の検査
▶男性用
▶女性用

性病の重複感染について
1度の性行為で複数種類の性病に感染するケースは多くあります
1つ感染している状態で後から別の性病に感染するなど場合でも重複感染を起こします
性病の検査をうける際には重複感染しやすい性病項目を一緒に検査するのがおすすめです