GME医学検査研究所の検査技師監修
GMEの検査室には国家資格をもった臨床検査技師が常駐しています。
検査はもちろん、お客様の質問や疑問にも検査技師が直接お答えしています。GME医学検査研究所の検査技師監修のもと“性病”についてのご質問や、実際の体験談からリスクのある行為について回答いたします。
誰にもバレずに自宅でできる郵送検査についてはこちら ▶自宅でできる性病検査 | GME医学検査研究所
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もともと若干オリモノの臭いは気になっていたが特段何もせずそのままにしていました。ただ、新しいパートナーが性病検査をしたところ初めて陽性(クラミジア)になったとのことで、もしかしたら自分がもともと感染していて移してしまったのではと心配です。
新しいパートナーに移してしまったかは判断出来ませんが、二人ともクラミジアに感染している可能性はあります。
一人だけ完治しても、後に移しあう(ピンポン感染)可能性が高いので、二人ともに医療機関を受診することをおすすめいたします。二人同時に受診可能かは医療機関により異なりますので、受診予定の医療機関へお問合せください。
3か月ほど前より軽い症状あり。薬を塗りましたが良くならず、亀頭包皮炎とは思われますが細菌性かカンジダ性か判断できません(痒み、赤み炎症、赤いブツブツ、少し痛み)。
亀頭包皮炎の約9割は細菌性と言われています。細菌性もカンジダ性も赤く腫れたりただれるといった共通点がございますが、細菌性の方が強く症状がでる傾向にございます。
また、細菌性は黄色い膿が出る、カンジダ性は白や黄色いカスが出るといった特徴がございますが、併発することもございますので検査をして確認することをおすすめいたします。
行為は5か月以上前です。以前梅毒になって治った後の痣が消えないので検査を受けようと思いました。
梅毒が完治しているのであれば、治った後の痣が消えなくても他人に感染させるようなことはありませんのでご安心ください。
ただし、梅毒は再感染する病気ですので、治癒後にリスク行為がある場合には検査を受けることをおすすめいたします。
GMEの検査キットの、うがい液の容器に入っていた検査液を横向きにしてしまいこぼしてしまいました。
皮膚に付着した場合は多量の水で洗い流し、体に異常が残る場合は医師の診察を受けてください。衣類に付着した場合は、速やかに洗濯をしてください。
検査液をこぼしてしまった際は、(検査液とうがい液の比率が狂うと正しい検査結果が得られない恐れがありますので)残りの液を全部捨てて、うがい液のみを容器に入れてください。その際、検査申込時の備考に「黄色いキャップの容器にはうがい液だけ入れました」とご記載ください。弊社に到着後、検査液を追加して検査を行います。
オリモノ?の臭いがイカのような臭いです。先日彼と行為をした時、黄色の膿のようなオリモノが出てきた。
おりものの状態から、クラミジアや淋菌、トリコモナスなどの性感染症か細菌性膣症が疑われます。パートナーの方と一緒に検査することをおすすめいたします。
1ヶ月前に行為をした人とは別の人と性行為。それまでに身体の異常はなかったが、3日後に残尿感とパンツに白い付着物を確認。排尿時に強い痛みや違和感などはなし。
性感染症の恐れもありますが、男性で残尿感があるとのことですので、前立腺炎になっている可能性もございます。まずは性病の検査をして、陰性でしたら前立腺炎の可能性がございますので、医療機関(泌尿器科)への受診をおすすめいたします。
リスク行為後にトイレの後などに尿道の痛みがたまにあります。
性感染症に感染している恐れがありますので、検査することをおすすめいたします。
あまり痛みの伴わない口内炎ができ、1週間ほどずっと残っている。
ヘルペスや梅毒などでも口内炎ができる場合があります。通常の口内炎では数日~2週間程度で治りますが、3週間以上続く場合は何かしらの病気が隠れている可能性がございますので、医療機関への受診をおすすめいたします。
帯状疱疹にかかったため検査してみようと思った。
帯状疱疹は加齢やストレス、疲労などにより免疫力が低下すると発症するといわれています。またHIV感染により免疫力が低下した場合も発症しやすくなります。
HIV感染によるものなのか、それ以外の原因なのかは検査しないと分かりませんので、検査を受けることをおすすめいたします。
オリモノの量が漏れるくらい増えた。風邪の時の鼻水の様な色のオリモノになった。かゆみ。悪臭があります。
「かゆみや悪臭があり、風邪の時の鼻水の様な色のオリモノ」はトリコモナスに感染している恐れがあります。医療機関の受診をおすすめいたします。
過去に細菌性膣炎の診断あり。扁桃腺が腫れることが多いため、咽頭クラミジアも懸念しています。
扁桃腺が腫れるのは咽頭クラミジアだけでなく咽頭淋菌も疑われるので、咽頭淋菌も検査することをおすすめいたします。
陰茎の包皮の裏に垢がたまりやすくなった。精液が黄色くなりゼリー状の物が混じるようになった。排尿時に違和感を感じるようになった。
陰茎の包皮の裏の垢は亀頭包皮炎が疑われます。また精液が黄色くなるのは前立腺に細菌感染が起きている疑いがあります。医療機関の受診をおすすめします。
感染の疑いのある性感染症を知るには?
どんな性病に感染しているか知るためのフローチャートをご用意しております。
https://www.gme.co.jp/flowchartw/
性病を予防するために気をつけること
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①オーラルセックスも含めてコンドームを正しく使用する
性病は、粘膜同士の接触や分泌液と接触することにより感染が起こりますので、セックスやオーラルセックスをする際は最初から最後までコンドームを着用するようにしましょう。
100%の感染予防率ではないとはいえ、コンドームを使用するのとしないのとでは感染リスクが大きく変わってきます。 自分のこともパートナーのことも守るために、コンドームを使用して安全な性行為を目指しましょう。
詳しいコンドームの使い方はこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】コンドームで性病予防はできる?正しく使うポイントや性病リスクを下げる方法も紹介 -
②不特定多数の相手と性行為をしない
性病の中には性行為以外で感染するものもありますが、ほとんどは性行為によって感染します。
症状がなかったり、潜伏期間のため感染に気が付かつかないまま、性行為にいたってしまうケースがあります。不特定多数の人と性行為をしていれば、それだけ感染リスクが上がってしまいます。
性行為は決まったパートナーと行うようにしましょう。性病の潜伏期間についてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性病は潜伏期間中でもうつる?その可能性や検査可能時期を解説 -
③剃刀、歯ブラシ、タオル等の直接肌に触れる物の共用は避ける
【トリコモナス】
トリコモナスは主に性行為によって感染しますが、原虫が感染源ですので、下着やタオル・便器や浴槽などを通じても感染します。ごくまれに、性行為の経験のない女性や子供でも感染する可能性があります。トリコモナスについてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性経験がなくても感染してしまう?【トリコモナス症】【HIV】
他人の血液に直接触れた場合に感染する恐れがあります。注射器、歯ブラシ、カミソリなどの共用はしないようにしましょう。HIV(エイズ)についてはこちら
▶HIV(エイズ)の症状や感染経路について -
④定期的に検査をする
感染してしまった場合、被害を少しでも抑えるためには早期発見と速やかな治療が重要です。
性行為をする機会があるなら定期的に性病検査を受ける習慣をつけ、もし感染していたらすぐに治療を行いましょう。郵送検査についてはこちら
▶自宅でできる性病検査