GME医学検査研究所

「最近なんだか疲れやすい」「前ほど食欲がないなぁ」よくあるその症状、ただの疲れじゃないかも?

C型肝炎は気づかぬ間に侵攻しています

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染することによって起こる肝臓の病気です。
C型肝炎ウイルスに感染すると2週間から6ヵ月を経て、急性の肝障害を起こします。
しかし、自覚症状の多くは「体が少しだるい・食欲がない」という程度で、黄疸も出にくいため、気づかない人も多いのが特徴です。また、感染を放置していると慢性肝炎から肝硬変・肝がんへと進行していく危険性があります。


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C型肝炎の感染経路

C型肝炎ウイルス(HCV)は、主としてC型肝炎ウイルスに感染している人の血液が直接体内に入ることによって感染します。ただし、現在の日本では、新規のC型肝炎ウイルス感染者の発生は少ないといえます。
普段の生活で、他人の血液に直接触れることはあまり無いと思います。
ただ手が触れるだけ・入浴・食器の共用などでは感染することはありません。
主な感染経路は下記のような行動です。

どんな症状があるの?

C型肝炎ウイルスに血液を介して感染すると、およそ70%前後の人がHCVキャリアとなります。(キャリア:ウイルスを体内に保有している人)
2~14週間の潜伏期間を経て急性肝炎を起こすことがありますが、急性肝炎を起こすことはあまりありません。

ただしそのまま放置してしまうと、本人が気づかないうちに慢性肝炎、肝硬変、肝がんへと進行する場合がありますので注意が必要です。病気の進むスピードには個人差がありますが、年齢を経るほど肺がんになるリスクは高まります。
肺がんの患者数は年々増加しているので、早めに検査をすることをおすすめします。

急性C型肝炎の症状。軽度(体がだるい・食欲がないという程度)又は、症状がない。黄疸も出にくい 慢性C型肝炎の症状。ほとんど症状がない 肝硬変の症状。手のひらが赤くなる・黄疸が出る・むくみが出る・腹水でおなかが膨らむ・鼻血が出やすくなる

C型肝炎の予防

まず第一に人の血液に触れないことです。
具体的には

【歯ブラシ・カミソリなど血液が付いている可能性のあるものを共用しない】

【他の人の血液に触るときはゴム手袋を着ける】

【注射器や注射針を共用して薬物の注射をしない】

【入れ墨やピアスをする時は消毒済みの器具を使用する】

【性行為にはコンドームを使用する】

C型肝炎のまとめ

普段の生活ではあまり感染することのないC型肝炎
ですが自覚症状のあまりない病気なので
気が付いた時には肺がんになっている場合も
症状がなくても検査をしてみる
ことをおすすめします