GME医学検査研究所の検査技師監修
GME医学検査研究所は日々多くのお客様から、性感染症に関する様々なご質問やご相談をいただきます。
GME併設の検査室には検査技師が常駐しお客様のご検体の検査をしながら、直接お客様の質問や疑問にお答えしています。
ここではGME医学検査研究所の検査技師監修の下“性病の予防法”についてのよくある質問と回答をまとめました。
誰にもバレずに自宅でできる郵送検査についてはこちら ▶自宅でできる性病検査 | GME医学検査研究所
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性病予防に有効な薬はある?
一部の性病に対しては、有効なワクチンや経口薬がありますが、全ての性病を予防できる薬はありません。
性病予防に有効な食べ物はある?
残念ながらありません。
性行為の後、排尿をすると
性病予防に効果がある?
排尿をすると、尿道に入った雑菌やウイルスなどが外に流されるため、性病になるリスクを減らしたり、膀胱炎の予防に対する効果は期待できます。
しかし100%予防できるわけではありません。
抗生物質の服用は性病予防になる?
ある程度の期間、抗生物質を服用し続ければ予防効果は期待できますが、全ての性病は防げません。
また、抗生物質を服用し続けることで、免疫力が弱まり他の病気にかかってしまう可能性があります。
性病予防に効果的な
温泉成分はある?
ありません。
性病予防に効果的な
サプリメントはある?
ありません。
性行為後、うがいや歯磨き、マウスウォッシュすれば喉への感染は防げる?
防げません。
オーラスセックスやキスだけでも移る性病に咽頭感染症(いんとうかんせんしょう)があります。
喉の性病予防についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶【コラム】オーラルセックスやキスだけだから安心とはいえません。キスでも移るノドの性病【咽頭感染症(いんとうかんせんしょう)】
コンドームをつければ100%性病予防になる?
高い確率で予防できますが、100%の予防にはなりません。不安な症状があった場合は性病検査をおすすめします。
コンドームでの性病予防についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶【コラム】コンドームで性病予防はできる?正しく使うポイントや性病リスクを下げる方法も紹介
低用量ピルは性病予防に効果がある?
避妊や生理痛、PMS(月経前症候群)などには効果がありますが、性病の予防にはつながりません。
避妊リングは性病の予防に効果がある?
避妊効果はありますが、性病の予防にはなりません。
性行為の後、石鹸で洗うことは性病予防になる?
皮膚や性器に付着した病原菌を洗い流すことで、性病リスクを減らすことはできますが、100%の予防にはなりません。
また石鹸による外陰部の過度な洗浄は、炎症がひどくなり症状を悪化させる可能性があります。
過度な洗浄で起こる症状についてはこちらのコラムで紹介しています
▶【コラム】細菌性腟症の症状とは?その原因や予防方法を詳しく解説
性行為後、ビデなどで洗浄すれは性病予防に効果がある?
ビデなどを使用した刺激の強い洗浄により、自浄作用が弱まってしまうと菌が増殖し、性病にかかってしまう可能性があります。
過度な洗浄で起こる症状についてはこちらのコラムで紹介しています
▶【コラム】細菌性腟症の症状とは?その原因や予防方法を詳しく解説
性行為後、シャワーを浴びれば性病にはならない?
皮膚や性器に付着した病原菌を洗い流すことでリスクを減らすことはできますが、シャワーを浴びても性病になる可能性はあります。
事前にしっかりと予防をすることが大切です。
性行為の後、アルコール消毒をすれば性病を防げる?
防げません。
アルコール消毒により、皮膚が荒れてしまう危険もあります。
男女で性病予防の方法は異なる?
男女ともコンドームの使用が性病の予防になります。ですが100%ではありません。不安な症状があった場合は性病検査をおすすめします。
詳しいコンドームの使い方はこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】コンドームで性病予防はできる?正しく使うポイントや性病リスクを下げる方法も紹介
決まったパートナーとしか性行為していないから性病予防の必要はない?
基本的にパートナーが決まっていれば予防の必要はありません。
しかし、まれにお風呂や便座、タオルの共有等で感染する性感染症もあるので注意しましょう。
性病を予防するために気をつけること
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①オーラルセックスも含めてコンドームを正しく使用する
性病は、粘膜同士の接触や分泌液と接触することにより感染が起こりますので、セックスやオーラルセックスをする際は最初から最後までコンドームを着用するようにしましょう。
100%の感染予防率ではないとはいえ、コンドームを使用するのとしないのとでは感染リスクが大きく変わってきます。 自分のこともパートナーのことも守るために、コンドームを使用して安全な性行為を目指しましょう。
詳しいコンドームの使い方はこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】コンドームで性病予防はできる?正しく使うポイントや性病リスクを下げる方法も紹介 -
②不特定多数の相手と性行為をしない
性病の中には性行為以外で感染するものもありますが、ほとんどは性行為によって感染します。
症状がなかったり、潜伏期間のため感染に気が付かつかないまま、性行為にいたってしまうケースがあります。不特定多数の人と性行為をしていれば、それだけ感染リスクが上がってしまいます。
性行為は決まったパートナーと行うようにしましょう。性病の潜伏期間についてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性病は潜伏期間中でもうつる?その可能性や検査可能時期を解説 -
③剃刀、歯ブラシ、タオル等の直接肌に触れる物の共用は避ける
【トリコモナス】
トリコモナスは主に性行為によって感染しますが、原虫が感染源ですので、下着やタオル・便器や浴槽などを通じても感染します。ごくまれに、性行為の経験のない女性や子供でも感染する可能性があります。トリコモナスについてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性経験がなくても感染してしまう?【トリコモナス症】【HIV】
他人の血液に直接触れた場合に感染する恐れがあります。注射器、歯ブラシ、カミソリなどの共用はしないようにしましょう。HIV(エイズ)についてはこちら
▶HIV(エイズ)の症状や感染経路について -
④定期的に検査をする
感染してしまった場合、被害を少しでも抑えるためには早期発見と速やかな治療が重要です。
性行為をする機会があるなら定期的に性病検査を受ける習慣をつけ、もし感染していたらすぐに治療を行いましょう。誰にもバレずに自宅でできる郵送検査についてはこちら
▶自宅でできる性病検査 | GME医学検査研究所