GME医学検査研究所の検査技師監修
GMEの検査室には国家資格をもった臨床検査技師が常駐しています。
検査はもちろん、お客様の質問や疑問にも検査技師が直接お答えしています。GME医学検査研究所の検査技師監修のもと“性病”についてのご質問や、実際の体験談からリスクのある行為について回答いたします。
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オリモノの量が漏れるくらい増えた。風邪の時の鼻水の様な色のオリモノになった。かゆみ。悪臭。
「かゆみや悪臭があり、風邪の時の鼻水の様な色のオリモノ」はトリコモナスに感染している恐れがあります。医療機関の受診をおすすめいたします。
膣とその周辺がここ1か月痒くなって黄緑っぽくなったりポロポロおりものになったりした。
痒みがある性感染症としては腟トリコモナス症やカンジダ症が考えられます。医療機関(婦人科)を受診されることをおすすめします。
行為の約1週間後くらいに排尿痛、頻尿など膀胱炎のような症状が出始め、最初は市販の膀胱炎の薬を服用、症状改善なしだったため、泌尿器科へ。膀胱炎の疑いで”レボフロキサシン錠”、”塩酸プロビベリン”服用。症状改善。
その2週間後、行為を行った相手からクラミジアに感染してた連絡もらった。今は特に変わった症状はない。
リスク行為でクラミジアに感染し、処方された薬で症状が治まったと考えられます。完治確認の検査を行っていないのであれば、薬を飲み切ってから2週間後に治癒確認の検査を行うことをおすすめします。
性行為から4日後くらいに発熱、のどの痛みあり、1週間後に扁桃炎になりました。
抗生物質を5日間処方してもらいそれを服用している間は陰部の痒みも無くなっていたが、痒みが近頃酷くなってきたので検査しました。
のどの痛み等は治りました。抗生物質を飲んだことによって検査結果に影響がないか不安です。
クラミジアや淋菌などの性感染症に感染している恐れがあります。抗生物質が検査に及ぼす影響に関しましては、抗生物質を飲み切ってから2週間以上経過してから検体採取して頂ければ問題ありません。
リスク行為は14日前。
相手がクラミジアで通院中にオーラルされました。
パートナーのクラミジアが咽頭クラミジアであったなら感染している恐れがありますので、検査することをおすすめいたします。
アナルSEXあり。3年前問題は無し。
肛門は本来性交に用いる器官ではない為、出血しやすく通常の性行為より性感染症に感染しやすいと言われています。
リスク行為の頻度が高いようでしたら、3カ月に1度や6ヶ月に1度など定期的に検査することをおすすめいたします。
多忙な身という事もありなかなか検査すらままならない状況でした。
パートナー(彼女)のクラミジアが発覚したのが約半年前でした。ただ私自身に自覚症状はありません。よろしくお願いします。
クラミジア感染症は自覚症状がないことの方が多い病気です。
自覚症状の有無で性感染症の判断ができませんので定期的に検査を実施することをおすすめいたします。
行為の一週間後、扁桃腺が腫れた。消化器内科に通院中ですが、抗生物質が効かないのでウイルスだと思います。
クラミジア、淋菌ではないと思うと言われたが検査したほうがいいですか。
クラミジアや淋菌の中には抗生物質に耐性を持った耐性菌も存在します。
したがって、クラミジアや淋菌の可能性を完全に否定することが出来ないので、検査することをおすすめします。
行為は5か月以上前です。
以前梅毒になって治った後の痣が消えないので検査を受けようと思いました。
梅毒が完治しているのであれば、治った後の痣が消えなくても他人に感染させるようなことはありませんのでご安心ください。
ただし、梅毒は再感染する病気ですので、治癒後にリスク行為がある場合には検査を受けることをおすすめいたします。
口内(舌)に傷のある状態で(表面・広い)オーラルセックスを行った。
行為のあった日から口内炎が治らずまた胃腸の調子も良くなく軽い吐き気が時々感じる。不特定の異性との行為。
胃腸の調子と性感染症の関連性は低いと考えられますが、不特定の異性との性行為は性感染症に感染する危険性があります。3か月経過後に幅広く検査をすることをおすすめいたします。
リスク行為は40日前。
最初若干の痒みがあり亀頭の端(環状帯)部にただれがあった。
ニゾラール・リンデロンなどを塗布すると症状が治まったがその後1週間ほど放置するとまた環状帯にただれがあったので亀頭包皮炎なら放っておこうと思ったが検査が必要でしょうか。
症状からはカンジダが疑われます。
ニゾラール・リンデロンの塗布が不十分で菌が死滅しなかったと考えられますが、他の原因も否定できないので医療機関(泌尿器科)を受診することをおすすめいたします。
4年前性行為をした相手が梅毒と知りました。
梅毒感染者との性行為で感染する確率は30%程度と言われています。4年前に性行為をしたとのことですが、何か症状は出ているでしょうか。
もし4年前の性行為で感染していたら、現段階で梅毒が第3期まで進行している時期と考えられます。
症状が出ていないなら4年前の性行為において感染している可能性は低いと考えられますが、それ以降も性行為を行ったのであれば性病に感染している可能性は「0」ではないので、安心のためにも検査をすることをおすすめします。
性病を予防するために気をつけること
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①オーラルセックスも含めてコンドームを正しく使用する
性病は、粘膜同士の接触や分泌液と接触することにより感染が起こりますので、セックスやオーラルセックスをする際は最初から最後までコンドームを着用するようにしましょう。
100%の感染予防率ではないとはいえ、コンドームを使用するのとしないのとでは感染リスクが大きく変わってきます。 自分のこともパートナーのことも守るために、コンドームを使用して安全な性行為を目指しましょう。
詳しいコンドームの使い方はこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】コンドームで性病予防はできる?正しく使うポイントや性病リスクを下げる方法も紹介 -
②不特定多数の相手と性行為をしない
性病の中には性行為以外で感染するものもありますが、ほとんどは性行為によって感染します。
症状がなかったり、潜伏期間のため感染に気が付かないまま、性行為にいたってしまうケースがあります。不特定多数の人と性行為をしていれば、それだけ感染リスクが上がってしまいます。
性行為は決まったパートナーと行うようにしましょう。性病の潜伏期間についてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性病は潜伏期間中でもうつる?その可能性や検査可能時期を解説 -
③剃刀、歯ブラシ、タオル等の直接肌に触れる物の共用は避ける
【トリコモナス】
トリコモナスは主に性行為によって感染しますが、原虫が感染源ですので、下着やタオル・便器や浴槽などを通じても感染します。ごくまれに、性行為の経験のない女性や子供でも感染する可能性があります。トリコモナスについてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性経験がなくても感染してしまう?【トリコモナス症】【HIV】
他人の血液に直接触れた場合に感染する恐れがあります。注射器、歯ブラシ、カミソリなどの共用はしないようにしましょう。HIV(エイズ)についてはこちら
▶HIV(エイズ)の症状や感染経路について -
④定期的に検査をする
感染してしまった場合、被害を少しでも抑えるためには早期発見と速やかな治療が重要です。
性行為をする機会があるなら定期的に性病検査を受ける習慣をつけ、もし感染していたらすぐに治療を行いましょう。郵送検査についてはこちら
▶自宅でできる性病検査