GME医学検査研究所の検査技師監修
GMEの検査室には国家資格をもった臨床検査技師が常駐しています。
検査はもちろん、お客様の質問や疑問にも検査技師が直接お答えしています。GME医学検査研究所の検査技師監修のもと“性病”についてのご質問や、実際の体験談からリスクのある行為について回答いたします。
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彼氏の陰茎にただれが出来ました。
黄色ブドウ球菌や大腸菌、カンジダなどにより亀頭包皮炎になると赤みや腫れ、ただれ等の症状が出る場合があります。性行為は避け、医療機関を受診するようにしてください。
リスク行為の翌日からのどがイガイガする。今は少し痛みもあります。
クラミジアや淋菌などは咽頭へも感染するため注意が必要です。一度、医療機関を受診することをおすすめします。
彼を信用していたのとピル内服していたのでコンドームを使用していませんでした。行為は4日前です。現在の所特に症状はありません。
ピルを使用していると妊娠の可能性が減るため、コンドームを使用しない場合が多くなる傾向にありますが、性病を防ぐためにもコンドームの使用を心がけましょう。
4日前の夜コンドームを外され中に出されました。仮性包茎で精子の色など不安だらけです。早く検査ができる項目だけでも調べたくて検査しました。
包茎の場合、性病に感染するリスクが高くなってしまいます。そのためパートナーの方には性器を清潔に保っていただき、少しでも症状がある場合は性行為を避け医療機関へ受診するように勧めてください。
リスク行為は半年前。その時に検査して陰性だった。ただ、不安なためもう一度検査して陰性を確定させたい。アトピー性皮膚炎を持っているためブツブツだったり赤みだったり区別がつかず余計に不安です。
性感染症の種類によっては感染機会の翌日等から感染の有無を判断することが可能です。しかし、梅毒やHIVなどは陰性の判断をするには3カ月程度経過してから検査する必要があります。今回の検査で陰性であれば、感染していないとお考えください。
口腔性交をした(飲精あり)約2週間後に発熱、倦怠感、めまいなどの症状が出た。3日程度で治ったもののインターネットで調べてみるとHIV感染の可能性があるとのことで、今回検査を受けてみようと思った。因みに私も相手も性交自体は初めてです。
HIVに感染するとインフルエンザ様の症状が出る場合がありますが、今回はどちらも性行為が初めてとのことでしたので、母子感染等で以前から感染していない限り性病感染の可能性は低いと思います。
前回4カ月前ころ、梅毒抗体あり(陰性)となったが、リスク行為はあったものの罹った覚えも治療した覚えもない
弊社ではTP抗体検査で陽性となりRPRテストで陰性となった場合に梅毒の既往があるものと考え「梅毒抗体あり(陰性)」のコメントを入れて報告させていただいております。しかし、梅毒に罹った覚えも治療した覚えも無いとのことですので、偽陽性の可能性もあります。TP抗体の検査は特異性が高い検査ではありますが、稀に歯周病の原因になる、口腔トリポネーマでも陽性になってしまう場合があります。そのため、現在の体の状況と検査結果を総合的に判断するために医療機関の受診をお勧めします。
リスク行為は3か月前。陰茎に乾燥時はガサガサな状態。湿潤時は恥垢が見られるようになった。※アトピー持ちではあるが気になっている。のどに臭いを感じるようになった。
亀頭包皮炎の可能性があります。亀頭包皮炎では陰茎のカサつきや赤み、腫れ、恥垢の増加などの症状がみられます。原因としては、カンジダといった性感染症の他に、黄色ブドウ球菌や大腸菌、レンサ球菌等でも発症するため、症状が続く場合は医療機関への受診をお勧めします。
リスク行為は約3か月前。オーラルのみ。先月の末に陰茎の根元に赤い2-3mmくらいの出来物を発見。梅毒の初期症状かもと不安になり購入した。
梅毒の初期症状としては、感染からおおよそ3週間から3か月ほどで感染部に痛みのないしこりやびらん・潰瘍などがみられることがあります。初期の場合は治療を受けなくても症状は消えてしまうため検査をすることをお勧めします。
2週間前にオーラルセックス。夜からのどがおかしく扁桃炎に。2日後に耳鼻科。レボフロキサシン錠を1日2回 5日飲みのどの痛みと腫れはひいたが違和感が残る。
レボフロキサシンはクラミジアの治療薬となっておりますが、治療後も違和感が残るようでしたら、再度医療機関への受診をお勧めいたします。
リスク行為は2週間前。性行為後に膣入口付近に痛み。右側の内股関節あたりが痛痒い→かぶれた感じ。
クラミジア・淋菌などの性感染症に感染すると性交痛を伴うことがあります。また、性器ヘルペスでは大腿部にも症状が現れることがあるため、症状が続く場合は医療機関への受診をお勧めします。
下腹部痛がひどくオリモノもサラサラになった。以前クラミジアになった時もそうだったので怪しいと思った。
生理周期によってはおりものがサラサラの場合もありますが、下腹部痛もひどいとのことですのでクラミジアや淋菌といった性病に感染している可能性もありますので、一度検査をすることをお勧めします。
5日前にオーラルセックスをしたとき男性器に魚っぽい匂いがしたので念のため検査しました。自覚症状はなし。
性器に恥垢が多くたまっていると生臭い匂いがする場合があります。恥垢が多く出る場合は何らかの性病の可能性もありますので、今回検査を受けていただいたのは適切な判断だと思います。
泌尿器科に通院中で性器淋菌検出されたので治療中。病院では検査なかったのですがのども念のため検査します。
性器から淋菌が検出された場合、咽頭にも感染している場合があるため、同時に検査することをお勧めします。
生理に気づかず検査してしまいました。少し出血ついてます。
血液が多く付着してしまいますと、PCR反応を阻害して正しい検査結果を得られない場合があるため、基本的には生理期間中の検体採取は避けていただいておりますが、血液が少量付着した程度でしたら、問題なく検査を行うことができます。
行為は約1か月前。陰茎の先から根元までの内側、尿道が痒い。表面の痒さではない。
クラミジアや淋菌等に感染に尿道炎になると、尿道不快感や尿道掻痒感が現れる場合があります。クラミジアや淋菌は咽頭にも感染しますので、性器と咽頭の両方を検査することをおすすめします。
2ヶ月前にスキンなしで風俗で性交し、先月クラミジアの症状。今月上旬に治療終了したが、念のためHIVと梅毒の検査を申込み。
今回の検査で陰性だったとしても、HIVと梅毒の感染を完全に否定できません。HIVと梅毒の感染を完全に否定したい場合は、リスク行為から3ヶ月経過後にもう一度検査を受けることをおすすめします。また、性感染症のリスクを軽減させるためにもコンドームの使用をおすすめします。
感染の疑いのある性感染症を知るには?
どんな性病に感染しているか知るためのフローチャートをご用意しております。
https://www.gme.co.jp/flowchartw/
性病を予防するために気をつけること
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①オーラルセックスも含めてコンドームを正しく使用する
性病は、粘膜同士の接触や分泌液と接触することにより感染が起こりますので、セックスやオーラルセックスをする際は最初から最後までコンドームを着用するようにしましょう。
100%の感染予防率ではないとはいえ、コンドームを使用するのとしないのとでは感染リスクが大きく変わってきます。 自分のこともパートナーのことも守るために、コンドームを使用して安全な性行為を目指しましょう。
詳しいコンドームの使い方はこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】コンドームで性病予防はできる?正しく使うポイントや性病リスクを下げる方法も紹介 -
②不特定多数の相手と性行為をしない
性病の中には性行為以外で感染するものもありますが、ほとんどは性行為によって感染します。
症状がなかったり、潜伏期間のため感染に気が付かつかないまま、性行為にいたってしまうケースがあります。不特定多数の人と性行為をしていれば、それだけ感染リスクが上がってしまいます。
性行為は決まったパートナーと行うようにしましょう。性病の潜伏期間についてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性病は潜伏期間中でもうつる?その可能性や検査可能時期を解説 -
③剃刀、歯ブラシ、タオル等の直接肌に触れる物の共用は避ける
【トリコモナス】
トリコモナスは主に性行為によって感染しますが、原虫が感染源ですので、下着やタオル・便器や浴槽などを通じても感染します。ごくまれに、性行為の経験のない女性や子供でも感染する可能性があります。トリコモナスについてはこちらのコラムを参照してください。
▶【コラム】性経験がなくても感染してしまう?【トリコモナス症】【HIV】
他人の血液に直接触れた場合に感染する恐れがあります。注射器、歯ブラシ、カミソリなどの共用はしないようにしましょう。HIV(エイズ)についてはこちら
▶HIV(エイズ)の症状や感染経路について -
④定期的に検査をする
感染してしまった場合、被害を少しでも抑えるためには早期発見と速やかな治療が重要です。
性行為をする機会があるなら定期的に性病検査を受ける習慣をつけ、もし感染していたらすぐに治療を行いましょう。郵送検査についてはこちら
▶自宅でできる性病検査